理事長のご挨拶

特定非営利活動法人 医療教育研究所 
理事長 小 瀧 一
遠藤浩良フォト

 遠藤浩良前理事長の後任として2016年4月に就任いたしました。私は、大学病院で薬剤師として勤務し、日常業務のほかに毎年大学卒業後に入部してくる研修生を薬剤師として社会に送り出し、同時に、より専門性を持った薬剤師を育てるべく努力を続けてきました。ですからかつての研修生諸君が各方面で薬剤師として活躍している姿を目にするたびに嬉しくなりますし、また、多忙な日常業務の中、がんばって認定薬剤師の資格を取得した薬剤師が、医師や他の医療スタッフからの信頼を得て、高い評価を受けることは自分のことのように嬉しく感じます。そんな中、医療が目に見えて高度になり複雑になってきて、2006年に薬学部の修業年限は6年制に移行し、薬を服用する患者さんに焦点をあてた臨床薬学を中心とした教育に変わりました。私は病院で培った経験を生かしてみようと、2007年に新設の国際医療福祉大学薬学部に赴任し、2012年に6年制を履修した第 I 期生を、期待を込めて社会に送り出しました。卒業後のかれらの成長する姿を見聞きすることは、送り出した者のなによりの喜びでもあります。
 1970年代に創薬の分野に薬物送達システム(DDS)の概念が導入されて以降、次々に新規性の高い薬が開発され、最近ではiPS細胞を用いた再生医療製品の実用化に向けた治験も開始されました。そして近年の医療技術の進歩とも相まって、医療の供給は量から質の時代へと変わってきました。こうした中で薬剤師に向けられた社会のニーズは、医療チームの中で患者さんへの薬物療法やヘルスケアに積極的に取り組み、薬の適正使用を実践して国民の健康・福祉に貢献することです。この社会のニーズに応えるためには、常に新しいことを勉強していくことが必要です。
 NPO法人医療教育研究所は、薬剤師の方の生涯研修の一環として、現場に役立つ最新の医療情報を提供することを目的に設立され、現在では、最新で高品質な内容を盛り込んだおよそ1,000の講座をWeb上に提供し、多数の会員の皆様にご利用いただいております。現場の薬剤師の方の生涯学習、研修認定薬剤師の資格取得、あるいは各種認定制度の資格取得に、医療教育研究所のe-ラーニングをご利用になれば、効率よく成果が得られるものと確信しておりますので、是非とも有効にご活用いただければ幸いです。